父から教わったトマトの苗の植え方

自家菜園といえばトマト。トマトと言えば自家菜園、と全国1億5千万のサラリーマンがゴールデンウィークになるとトマトを植え始める。

私も毎年、実家の畑の一画を借りてトマトを作ってるんだが、父に毎回毎回教えを乞うのも悪いと思ったので、ここにトマトの苗の植え方を記しておこうと思う。

はじめに トマトの苗植えの流れ

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準備するもの

植えるもの

プチトマトの苗を4本+中玉トマトの苗を2本の合計6本。
これ以上だと苗の列を2列にしたり、支柱を立てる数が増えるので面倒くさい。

用意するもの

支柱14本、マルチシート(黒いビニール)幅90cm、化成肥料、防虫剤、くわ、麻ひも

あると良いもの

熊手、トンボ、小さいスコップ、じょうろ、ビニールひも(ハウスバンド、マイカ線)、支柱の支柱(短め)

時期について

ゴールデンウィークに苗を植える場合、そこから逆算して2週間前に土づくりをしておくこと。4月の3週目か4週目の週末あたり。あまり早い時期だと寒さで苗がやられる可能性がある。

トマトの苗の植え方

1.土づくり

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最初にどのくらいのサイズのうねを作るかの目安として、地面に線を引いておこう。線の範囲に化成肥料をまいて、くわや耕耘機で耕そう。

うねのサイズの考え方

トマトの苗を1列で植える場合
うねの幅:底辺が90cmくらいの幅になるようにしよう。
うねの長さ:苗同士の間隔を45cm空けるので、苗の本数×45cmにしておけば十分。

2.うねづくり

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くわを使って四方から土を盛っていこう。大体高さ15cmくらいになればOK。熊手でうねの小石を取り除き、トンボでならして形を整えよう。側面をトンボでプレスして崩れないようにしておく。熊手やトンボがなければ手でやろう。

ここまでやったら一休み。
雨が降る日を待とう。

Q:なんで雨を待つの?

父「地面が適度に湿っている状態でマルチシートをかけたいから。そうしないとマルチの下が灼熱砂漠状態になると、ばあさんが言ってた。」

Q:2週間以内に雨が降らなかったらどうするの?

父「仕方ないから自分で水を撒け。サラリーマンはタイミングがあわないことも多いからその場合も自分で撒け。」

3.マルチシートをかける

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雨が降った翌日(あるいは水を撒いた翌日)、うね全体を覆うようにマルチシートをかける。マルチシートの芯に長い棒などを通してクルクルやると作業しやすい。四方から土を盛り、マルチシートがはがれないようにする。

4.支柱をたてる

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風で倒れないよう合掌式にする。短めの支柱(50cmくらい)を用意しておき、支柱の支柱にするとさらに耐えれにくくなってグッド。

支柱同士は農業用の黒いビニール紐(ハウスバンド、マイカ線)で縛る。縛り方は適当でよいが、緩んだりしないように。このハウスバンドというやつは、丈夫で解きやすいので、繰り返し使える。

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5.穴を掘る

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苗を支える支柱をたてて、4.の支柱とビニール紐で縛る。支柱のすぐ横にスコップでマルチシートに穴をあけ、苗のポットがちょうど入るくらい土を掘る。

穴にたっぷりと水を注ぎ、防虫剤をまく。

6.苗を植える

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ポットから苗を出し、そのまま穴に埋める。5.で穴を掘る際に掘り出した土を使って、穴の周囲のマルチシートごと埋め立てる。

苗の根本は手でよく押し固めておく。

7.完成

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これで苗植えが一通り完了。

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8-1.お手入れ 誘引

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苗が伸びてきたら、麻ひもで苗と支柱を8の字で結ぶ。苗は成長するとかなり太くなるので余裕をもって縛ろう。これを誘引と言い、苗が風で倒れたりあさっての方向に伸びるのを防ぐ。

植えた時点で苗にある程度高さがあり、無理なく八の字で結べそうであれば、その時点で誘引しておいてよい。

8-2.お手入れ 脇芽つぎと水やり

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苗の主幹と本葉の脇から「脇芽」が生えてくるので、定期的に取り除こう。あっという間に伸びるので、できれば毎日チェックしたほうが良い。放っておくとものすごいカオスフィールドを展開することになり、虫が付いたり実が悪くなったりと良いことが無い。

水やりは土の様子を見て、乾いていればあげるくらいで良い。特に実をつけた後はあげすぎると身が割れてしまったりする。6月以降は雨が降る季節でもあるので、思っている以上に水やりの必要は無い。

おわりに

トマトって、手はかからないし、たくさんなるし、長持ちするし、最高の野菜である。ここにこのように植え方を書いておけば、来年からは一人でもできそうだ。

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