私の残業対策が敗北した日。おかしいとわかっていてもやめられない原因を探る

残業しないために、いくつかのことをあきらめることにした私! 半年ほど平和な日々を送り、このままゆるふわサラリーマンライフを満喫できるかと思っていたら、 そうは問屋が卸さなかったのである。 果たしてその原因は!? そして新たなる対策は思いつくのか!?

残業のない平和な日々

誰もいないフロアで一人寂しく仕事をしている日々に耐えきれず、周りからの評価をあきらめた私は 残業時間10時間台/月という至極健康的な働き方をしていた。

あたりまえだけど残業しないと時間に余裕ができる

残業地獄の読者諸君らはご存じないかもしれないが、残業しないと時間に余裕ができる。いやマジでできる。 余裕ができると何が良いかというと、「長く寝れるぞひゃっほーい」ということだけではなく、 空いた時間で何をやろうかという至極生産的な思考に至るのである。 月並みな話だが、趣味に時間を使えるというのは豊かな生活を送っている気分になれて大変よろしい。

妻に、また遅いの?ぶーぶーと文句も言われずに済む。 (ただし空いた時間ゴロゴロ過ごしていると「またゴロゴロしてるのぶーぶー」と言われる。)

平和な日々が一転、残業地獄に

さて、それから半年・・・それまでの夢のような時代も今では過去の話。
兵どもが夢のあと。
盛者必衰の理。

そこには同じフロア内で1,2を争う残業マシーンと化した私がいたのであった。

サラリーマン田中 キャーーーーっ

最初は良かった残業対策

私が実行していた残業対策は以下のようなものだ。

  • ・同僚からの評価をあきらめて、頼まれ仕事を断る
  • ・期限を決めないで仕事をする
  • ・自分の能力を信用せず、1日にやることを1,2個に絞る

社畜サラリーマンが、残業しない生活のために諦めたこと

何か能力を向上させたり、業務を効率化するようなことをせず、現状に甘んじながらもお手軽に残業対策ができる優れた対策であり、 人呼んでこれを「ネガティブ働き方改革」という。(いま名付けた。)

なんとなくやり残した仕事も翌日に持ち越せば良いだけなので、残業の発生のしようがない。 重要度の高い仕事をとことん厳選し、それ以外の仕事は永遠に持ち越し続ければ評価も上がって一石二鳥である。

ところがこの対策には致命的な欠陥があったのだ。

上から期限付き激重業務が降ってきた

のらりくらりと仕事をしていた私だが、とうとうそんな日々にピリオドが打たれた。 強制期限付きの激重業務が、上から降ってきたのだ。

横からのお願い事には断固とした態度をとれるが、お上から降り注ぐ業務命令にはめっぽう弱い。

依頼業務を先送りするだけの残業対策は、あっさりと砕け散ったのであった。 まあ、冷静に考えれば私という有能な人間を会社が放っておくわけがないので、 遅かれ早かれこうなることは必然だったのだ。
(お前いい加減まともに仕事しろと天罰が下ったとも言える。)

毎日最後の一人になるまで残業する日々

気が付くと、真っ暗なオフィスに一人仕事を続ける私がいた。 ここのところの働き方改革の影響だろうか。みんなが早めに帰っていく。 そんな中で、毎日毎日当然のように残っていると大変みじめである。

口癖は「忙しいっす」から「今がピークっす」と言い訳ベースになり、 周りからは「あの人大丈夫でしょうか?」と本気で心配される始末。

残業代のおかげで給料は30%アップと、なんとも不名誉な収入増加を果たしたのであった。

残業続きがおかしいとわかっていてもやめられない理由

さて、不可抗力的とは言え、もうあのような残業地獄はこりごりである。 冷静に原因を振り返り、次の上からの爆弾に備えたいと思う。

サラリーマン田中 マジ有能

妻 本当に有能なら残業してないから

理由1: その日やらないといけない(と思われる)仕事が終わっていないから

今日やらないと後がない、という状況で定時を迎えてしまった場合、 残業が発生する。
本当に残業してまで間に合わせないといけない仕事なのか?と考えねばならないが、 私は必要と判断したわけだ。

理想を言うと、ここで容赦なく残業をしないという判断をできれば良いのだが、 集団生活の中でその選択をできるのは、その集団を去ることを決めている人間くらいだと思う。

理由2: そもそも一人でできるキャパを超えている

なんでその日やらないといけない仕事がその日のうちに終わらないかというと、 そもそもキャパシティをオーバーしているからだ。

ミーティングと打ち合わせとそれに伴う資料作りで8時間使ったあとに、 どうやって残業なしで残りの業務をこなせというのか。

私はアシュラマンか。

それか私の周りだけ時空が歪んでるのか?

理由3: その仕事を人に任せられない

どうあがていも終わらない業務量であれば、周りの人間に任せるかすべてを諦め逃亡するかのどちらかであるが、 私にはそのどちらもできなかった。 (正確にはちょっと任せたんだけど、その程度は焼け石に水だった。)

仕事を抱え込むというのはこういうことかと心底思った。 中途半端に抱え込むと泥沼にはまって手放せなくなり、そのまま一緒に心中することになる。

周りは気遣って「何か手伝えることあればやるよ」と言ってくれるのに、 剥きかけのリンゴみたいなコレを渡すなんて申し訳ない、と思ってしまうわけだ。

さーて今後の対策は?

ここまで振り返ってみて思い至るのは、

仕事を手放さないお前が悪いんじゃボケ
という悲しい結論である。

全員残業でニッチもサッチもいかない職場ならいざ知らず、(そんな職場はやめろ) 一人だけ残業しているのは、その人が仕事を手放せないからである。

「今どんな業務を行っていて、これから何をしないといけないのか」
これをはっきりさせておけば、あとは適当になんとかやってくれるのである。

今後はいかに人に仕事を振って自分は左団扇で暮らせるかに心血を注いでいこう。

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田中
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