
30歳の保険選び。結局、県民共済が私みたいな普通の人には最強だった。
以前の記事で、保険の見直しのため、わざわざ「保険の窓口」まで相談に行ったのに、 結局選んだ保険は「県民共済」だった。
種類豊富な民間の保険会社ではなくあえて県民共済を選んだのは、
私にとって「とにかく無難」だったからだ。
今回は比較・検討した中での、県民共済の無難ポイントと、どんな人が県民共済に向いているかをお伝えする。
目次
私の保険選びの前提条件
- ①働きざかりの「今」、病気や死亡により収入が無くなるのに備えたい。
- ②多少の医療保障もほしい。
- ③掛け金は安く抑えたい(現在の2400円以下)。
この三つにできるだけ沿うようにしたい。
という条件のもとで最終的に選んだのが県民共済だった。
比較検討した保険・共済
長野県民共済の生命共済のうち総合保障2型
三井住友海上あいおい生命の「&LIFE 収入保障保険」
+
オリックス生命の「新CURE」の2本立て
民間保険会社のほうは、「&LIFE」が死亡後の生活保障を、「新CURE」が医療保障をカバーするようになっている。
「&LIFE」は年金受取タイプが定額型B型、最低支払い保証期間2年
「新CURE」は入院給付金日額5,000円コース、60日型終身払、三大疾病無制限プランをそれぞれ選択。要はできるだけ保険料をおさえるプランを選択している。
保険料や主な保障内容一覧
県民共済 | &LIFE + 新CURE |
||
---|---|---|---|
保険料 | 2,000円/月 割戻金制度あり |
3,386円/月 (1,804円+1,582円) |
|
保証期間 | 18~60歳 60歳以降は保証内容のグレードが下がる。 |
&LIFE 60歳 新CURE 終身 |
|
死亡時 | 交通事故1000万円 不慮の事故(交通事故除く)800万円 病気400万円 |
毎月5万円を、仮に生きていた場合に60歳になるタイミングまで。 (例)40歳で死亡 毎月5万円×12ヶ月×20年=1200万円 |
|
医療 | 病気ケガの入院 | 1日につき4,500円~5,000円 | 1日につき5,000円 |
手術 | なし | 1回につき入院10万円、外来5万円 | |
先進医療 | なし | 先進医療にかかる技術料と同額 | |
その他 | 後遺障害保障が事故の種類と等級によって16万円~660万円 | 三大疾病による入院の場合支払い日数無制限 |
それぞれ一長一短あるが、どちらがより無難なのか・・・。
県民共済の無難ポイント
さて、上の比較で県民共済がいかに無難なのかが見えてくるはず。見えてこない人のためにポイントをまとめたので確認しよう。
ポイント1.商品が少なくて選ぶのが楽。
私の住む長野県の県民共済の場合だと、
・バランス型の総合保障
・入院特化の入院保障
・上記を足した総合保障型+入院保障型
の三つに分かれ、それぞれに1,000円~4,000円月掛金のコースがある。
県によって多少差はあるがおおむねどこもこのような内容になっているようだ。
まずはどういった保障が良いか3つから選び、あとは金額を選べばよいので、非常に選びやすい。
民間の保険会社の場合
まずどの会社にするかで選択肢が多い。保険も様々なニーズに対応するため色々なタイプがあるのでますます迷う。
ただ、保険会社さえ決まっているのであれば、各保険会社のHPは比較的わかり易く作ってあるので、それほど苦労しない。
ポイント2.難しいことを考えなくても、一通りの保証が備わっている。
選択肢が少ない分、総合保障型ならどのタイプでも入院・通院・死亡の保証が備わっている。
また、それぞれ特徴がわかりやすい。
プリキュアで例えるなら無印ですな。
民間の保険会社の場合
保証の幅を広げるために今回の比較対象のように、2本立て、3本立てにすることも珍しくないそうだ。(ほけんの窓口の人談)
うまく組み合わせれば本当に自分にあった保障がカスタマイズできる。
ただ、保険料が高くなりがちなのと、住所変更等の手続きが大変だ。
ポイント3.割戻金があるので、実質的な保険料が安い。
県民共済には『割戻金』という制度がある。
毎年、決算で剰余金が生じた場合に、加入者に掛け金の一部が戻ってくる制度だ。
平成27年度の場合は、受入掛金総額の29.2%が加入者への割戻金として計上されている。
単純に考えて支払った掛け金の約3割が戻ってくるってすごいな。
※ちなみに割戻金の金額は決算時の剰余金に左右されるため、今後も必ずしも発生するものではない。
民間の保険会社の場合
保障をしぼればかなり安い金額で入れるものも多い。また年齢が若い時期に加入すると大抵の商品は安い保険料で済む。ただし、もろもろの保障をそこそこの保険料で・・・となると難しいかも。
これは注意!県民共済の落とし穴
60歳を超えると保障内容が減り、種類によっては65歳で保障自体が終了する。
これは県民共済のデメリットとして良くあげられるものだ。
歳をとって死亡リスクが高くなると、病気や死亡時に支払われる金額が減り、最終的には保障が終了する。
つまり、県民共済は現役世代への保証に特化した保険商品だといえる。
この点はよく理解したうえで加入する必要がある。
これを槍玉にあげ、民間保険の勧誘をしているサイトが多いが、この点にだけ注意すれば、 素晴らしくリーズナブルな保険商品だと思う。
つまり、県民共済に向いているのは・・・
①働きざかりの「今」、病気や死亡により収入が無くなるのに備えたい。
②多少の医療保障もほしい。
③掛け金は安く抑えたい。
という考えの、まさに私のためにあるようなものなのだ。
諸君も「あ~保険選ぶのめんどくせ~」と思っているなら、とりあえず県民共済に入っておけばいいんじゃないかな。
サンキュー県民共済。
※注意 このページに記載の内容は2016年7月時点での公式サイトやチラシの情報によるもの。 加入の際は必ず自身の目で保障内容を確認したうえで、自信の責任において申込をするようよろしく頼む。
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