兼六園が、私の中でがっかり観光地に認定されました

北陸新幹線が開通して早数年。 旅行嫌いの私もようやくして金沢旅行に重い腰を上げたのであった。

様々な観光場所がコンパクトにまとまった街、金沢。 きちんと計画立て行けば、1日でめぼしい場所が周れるまさにものぐさ旅行者のための観光地。

金沢駅 あまりにも立派な金沢駅

icon_tanaka しかし兼六園!てめぇはだめだ!

icon_tanaka この記事は休館日であったために21世紀美術館を見れなかった私の憂さ晴らしでできています。

兼六園とはなんぞや?

兼六園ウェブサイト
文化財指定庭園 特別名勝 兼六園 - 石川県ホームページ

水戸偕楽園(かいらくえん)、岡山後楽園(こうらくえん)とならぶ日本三名園の一つ

であり、石川県金沢市にある観光名所として知られている。
金沢駅からのアクセスも良好で、

四季折々の美しさを楽しめる庭園として、多くの県民や世界各国の観光客に親しまれています。

とのこと。 文化財指定庭園 特別名勝 兼六園 - 石川県ホームページより

他の有名な「金沢城」や「21世紀美術館」もすぐ近くにあり、前述したとおり観光客に嬉しい立地となっている。

icon_tanaka そういう意味で、非常に優れた観光名所といえる。

整備されたアクセス

電車で金沢を訪れた人には、アクセスはとっても簡単。改札をでたら右に曲がり、兼六園口へ。駅を出てすぐにバスターミナルがあるので兼六園シャトルに乗ればOK。楽勝である。

他にも兼六園行きのバスはいくつかあるので、 自分で調べてどうぞ。

衝撃の休館日

正直いうと、兼六園にいく予定はなかったのである。
美的センスに溢れる私が選んだ観光地は、兼六園ではなく21世紀美術館であった。

ところがである。

21世紀美術館

まさかの休館日。 休館日でも一般展示はみれるということで、たまたま展示されていた金沢漆を観覧。

(これはこれで楽しかったが)失意に沈みながら訪れたのが、近くにあった兼六園なのである。

いざ兼六園

兼六園その1

310円という、規模の割に非常に良心的な入園料を支払い、いざ入園。

icon_tanaka 地図を見てもよくわからないから、とりあえず一周してみるか。

icon_wife 茶店はどこにあるかな?

うーむ。う〜〜む。

確かに、広い庭園内で整備された植物たちは美しかった。 ただ、なんというか割と見慣れた風景のような気がする。

これは私が長野県から来た人間で、普段山に囲まれたクソ田舎に住んでいるからだろうか? いや、山の自然と管理された庭園とでは違った趣があるはずである!

はずであるのだが・・・。

兼六園その2

兼六園その3

うーん、やっぱり面白くない!
荘厳さとか、あるいはインパクトみたいなものを求めて訪れたのが間違いだった。 兼六園はあくまでもでかい庭園であり、インパクトではなく均質化された美しさを楽しむ場所だと感じる。

icon_tanaka これだけの規模の庭園を整備するのは大変だろうな・・・。

icon_wife 茶店・・・。

兼六園唯一おもしろいと思ったところ

とまあ、ぐだぐだとグチをこぼしてきたが、全部が全部つまらなかったわけではない。
唯一おもしろかったところをピンポイントで紹介しよう。

兼六園その4

icon_tanaka この松を見て何か感じることはないかね?

icon_wife たくさんの柱で支えているね。雪で折れないようにかな?

icon_tanaka そう!でかくなりすぎた老松を、細い何本かの柱で支えている!

icon_tanaka 高齢社会と化した日本の"いま"を表しているようではないか!!

icon_wife へぇ〜・・・。

結局兼六園って、どうなのさ

結論を申し上げると、おすすめはしないし、行っても、「スゲー!」という類の観光地ではないので、そこのところをよく理解した上で 行くかどうか決めるのが良いと思う。

田舎の人はなおさらである。

ただし、兼六園の周辺のお城の見える風景や、立派な石垣等、雰囲気はすごくよかった。 単体では微妙だが総体としては素晴らしい。

時間があるのなら、街歩きがてら行くのがおすすめである。

icon_tanaka ちなみに妻は食べ物にしか本当に興味がなかったらしく、帰り際に抹茶ソフトクリームを食べて満足したようである。

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