【検証】おっさんが一人でキャンプしても楽しいのか?
インドアで趣味もなく家でゴロゴロしている諸君。ごきげんよう。
昨日も丸一日ゲームをしていた田中です。
そんなインドア野郎のために、コスパの良いアウトドアな趣味を、かわりに探してやろうというこの企画(?)。
今回は「キャンプ」を検証してみよう。
計画を立てます
目的地
行き先は、長野県茅野市にある蓼科湖に決定した。
キャンプするだけではおそらく退屈なので、ついでに近くの蓼科山も登ってこようという合理的な判断である。
移動手段
当然電車移動である。
夏休みに旅にでると言ったら、移動手段は鈍行電車か自転車と相場が決まっているのだ。
これが今回の完璧な行程表だ!!
・・・
まあ、なんとかなるだろう。
荷物を揃えます
大体が過去に登山用に購入したものです。 今回2日目に登山を控えているので、その前提の荷物。100リットルのザックにすべて詰め込んで持っていく。
ザック(容量100l)...
縦走登山用の大容量ザック。たくさん入るが調子にのると地獄を見る。(2万円くらいだった気がする)
テント(1~2人用)...
過去ICIスポーツで買いました。ちょっと高いけどガッチガチの登山用だから仕方ないね。(約5万円)
フライ...
雨よけなどのためにテントの上に被せるもの。本格的なテントだと別売りなことも多いので注意。(約1万5千円)
シュラフ(寝袋)...
今回の荷物の中で一番大きくて邪魔。古くて臭い。(多分当時1万円くらいで買った)
コッヘル...
調理用の器具。中に、一回り小さいのがもう一つ入っている。(4〜5千円)
雨具...
カッパ。登山用。ゴアテックスなのでそこそこの値段。(1万5千円)
ヘッドライト...
暗くなってからや、早朝の作業に必須。(1千円)
その他...
食料、行動食、燃料、着替え、折り畳み傘、地図、トイレットペーパーなど
そして、いざ蓼科湖へ
そんなわけで、でかい荷物を背負って長野県茅野市にある蓼科湖までやってきたのである。
- 蓼科湖
- 長野県茅野市にある湖。そこそこ標高が高いところにあり、夏はそこそこ涼しい。 宿泊施設や喫茶店・お土産屋等があり、県内外からの観光客がきていた。近くにある白樺湖が最大のライバルか?
ここに至るまでの行程をがっつり飛ばしたが、久しぶりに背負うザックの重さや移動時間の長さが想像以上にしんどく、
到着した時点で頭のなかでは今回の旅路の エンディングテーマ が流れ始めていた。
気を取り直してテントを立てます
ここで帰ってはただの修験者のようなので、せっかくなので、キャンプをしていこう。
まずは、テントの設営である。
テントを張り終えた写真を撮り忘れたので、代わりにフリー素材から適当にもってきた可愛らしい女性の写真を載せておくので、 ご容赦願いたい。
ちなみに、BBQでどれだけ早く火を起こせるのかと同じくらい、 テントの設営をどれだけ早くできるかが男としての価値を決めるので気合を入れて臨んでほしい。
夕飯の準備をします
テントの設営が終わったら、夕飯の支度である。
久しぶりのご飯炊き・・・!
簡単。アホでもできるご飯の炊き方
-
①まずは強火かける
②ボコボコと沸騰する音が聞こえてきたら、少し火を弱める
③ボコボコという音が聞こえなくなったら弱火に
④以下の2点を満たすようなら火を止める
・蓋に手をあてても、沸騰の振動が感じられない
・チリチリと音がして、香ばしい匂いがする
蓋をしたままひっくり返し、そのまま放置(蒸らす)。
適当に時間が経ったら出来上がり。
完璧だ・・・。ブランクを感じさせぬ出来栄え・・・。
私はご飯炊きの神か。
あとは適当にカレーを温めて、目玉焼きとベーコンを焼いて・・・。
完成!
うーん、キャンプというより完全に独身男性の手抜きご飯といった感じだが、
大事なのは作ったという事実だから。
キャンプといえば、星空!
はい。
そんなものはありません!
あいにく、この日は日が暮れるにつれ天候が悪化。
星空を楽しむどころか、雨音がうるさすぎて眠れないという最悪の事態へ。
テントが水没しないか、不安な夜を過ごすことになったのであった。
検証
さて、思ったより負担が大きかったキャンプであるが、趣味としてのコスパはいかがなものだろうか?
楽しみは見出せたか?
到着した時はワクワクしたし、付近を散策して自然を満喫したり喫茶店で休んだりするのは楽しかった。
ただ、ご飯を作るのは面倒だし暑い中テントを張るのも大変だ。何より移動が鈍行列車で5時間かかるのは、 車社会に毒されてしまった私には苦行以外の何者でもなかった。これが歳をとるということか。
上記のような苦労もだれかと一緒だと気にならないかもしれないが、一人でやってると何かの修行をしている気になってくる。 キャンプ場には家族連れが多いのも寂しさを加速させる。
そういった意味で、一人キャンプは大変ストイックな趣味と言えるだろう。
しかしながら、苦労して色々やったので外に出て何かやった感はスゴイ。どうせやるなら充実感を得たい人には良いかもしれない。
コストは?
前述のとおり、調理器具にテントや寝袋まで自分で揃えるとなると、10万円程度の出費は覚悟が必要だ。 また交通費やキャンプ場の利用料も毎回かかってくるので総じて金のかかる趣味といえよう。
まずはレンタルで一度キャンプをやってみて、楽しめそうなら投資してみるのがいいんじゃないでしょうか。
次回に続く
キャンプを終えたら次は登山である。果たして不安な夜を乗り越え無事に完遂でくるのだろうか。
次回、「【検証】おっさんが一人で登山しても楽しいのか?」に続く
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