【検証】サイクリングはインドア系サラリーマンの趣味足りえるか。
さて、休日といえば引きこもってネットばかりやっている私であるが、
このたび手軽にコスパのよいアウトドアの趣味を始めることとなった。
詳しくはこちら
今回は「サイクリング」に焦点をあて、お手軽さや楽しみ方を検証していこう
無趣味で、インドアなそこの君にはぜひ参考にしてもらいたい
サイクリングの楽しみ方
そもそもサイクリングとは何を楽しめばよいのか?
たしかに整備された道を颯爽と駆け抜けるのは、さぞ爽快感があるだろうとは思うが、私が暮らすのは360度を山に囲まれた田舎町。
整備された道どころか、あるのは坂道ばかりの苦難の大地である。
そのような土地において、果たしてサイクリングを楽しむ余地があるのだろうか?
ざっくり調べたところによると、サイクリングの楽しみ方は概ね以下に分類できそうだ。
①自転車に乗ることを楽しむ
走ることそのものを楽しむパターン。整備されたサイクリングロードを長距離に渡って快適に走行するのはさぞ気持ちよいだろう。
②移動を楽しむ
旅行先を自転車で回ったり、散歩代わりに乗ったりと、徒歩や車の代わりの移動手段としてのサイクリングだ。
周りの景色を眺めながらのんびり走行するパターンである。
③競争を楽しむ
レース等で、他人と競争することを楽しむパターンだ。
「より長距離を走る」「よりきつい峠道を走破する」等、自分との戦い的なものもここに含んでよいだろう。
うーんどれが、私の性分にあっているだろうか?
とりあえず目的地を決めて走ってみる
理屈をこね回しても楽しさは見出せないので、とりあえず目的地を決めて走ってみることにした。
用意した自転車はこちら。
まさかのマウンテンバイクである。
コースはこちら。往復で20km程度。話題作りのために、途中で峠を通ることにした。
サイクリングコースではなく、普通の田舎道を走る。
場所は長野県上田市。つまりは近所である。
スタートはわかりやすく、近くのケンタッキーフライドチキンの店舗。
ゴールは隣街にある図書館である。あわよくば何か書籍を借りてきて勉強しようという、人間の鑑のような私である。
せっかくなので、スマホアプリで輪行記録をとる。
Runtastic Road Bike
無料版でも、マップ・移動距離・時間・標高・区間ごとのスピード等を記録してくれる優れものだ。
有名なアプリらしく解説しているサイトはたくさんあるので調べてみてね。
とはいえ今回は、タイムは考慮せず、目的地に行って無事に帰ってくることが今回の目的だ!
それではサイクリング開始
ではスタート!
スタートから300m。
すでに道を間違えていることに気づきスタートに引き返す。天気とは裏腹に道程にはすでに暗雲立ち込めている。 ちなみに赤枠の山の向こうのさらに向こうにゴールがある。
スタートから約3km地点。
ここまでずっと坂道。そしてここからもずっと坂道。
今更ながらマウンテンバイクでサイクリングは良くないのでは?と思い始める。
スタートから約6km地点。
こんな田舎でも人は住んでいるのである。この山間を抜ければゴールはすぐである。
今回最大の山場、砂原峠にさしかかる。
一山越えれば終わりの大したことのない峠と考えていたが、ただひたすらしんどい。颯爽と走り抜けていく自動車どもが憎い。
一部の地元高校生は自転車で毎朝この峠を超えて通学しているらしい。
なんとか峠を超え、あとは目的地まで下るのみ。
木曽義仲挙兵の地はアピールするには地味すぎると思うが、いかがか?
感動のゴールイン!!
気温の高さと、マウンテンバイクのペダルの重さが相まって正直滅茶苦茶しんどかった。
ずーーーっと上り坂だったのもかなり堪えた。でも、何とか乗り切れてよかったです。
さーて帰るか・・・。
・・・。
・・・。
またあの峠こえるの?
無理無理!!サイクリングの楽しみを知る前に死んじゃうよ!!
遠回りして平らな道を帰ろう!!
かくして、私のサイクリングは戦略的妥協のもと、中途半端なものに終わったのであった。
ちなみに帰り道は比較的平坦な道だったが、小刻みに登ったり下ったりの連続でそれはそれでしんどかったのである。
走行距離 26.01km
輪行時間 3時間5分
平均時速 8.42km(徒歩か!)
正直に申告しますと、途中で40分ほどがっつり休憩しているので、実際の時速は10kmくらいと思われる。
検証
さて、なんとか行って帰ってこれたが、はたして趣味としてのコスパはいかがなものだろうか? 冷静に判断してみよう。
楽しみは見出せたか?
やって楽しいかと言われると、正直ずっとしんどかったので苦行以外の何者でもなかった。 そもそもマウンテンバイクでサイクリングを強行したのが良くなかった。
ただ、前半に紹介したようなアプリを使うと、自分の走行タイムが細かく見れるので「次はこのタイムを超える」という目標ができるのは 大変よろしい。
しかしながら、やはり平らで走りやすい道をのんびり走りたいな〜という気持ちが強いので、 山間の集落的なこの地域でサイクリングを楽しむのは相当の訓練が必要な気がする。
コストは?
自転車と空気入れさえあればOKと思っていたが、 パンク修理のスキルと整備用の各種道具、水分補給のためのボトルホルダーくらいは最低限欲しいと感じた。
また専用のヘルメットやウェア、シューズもほしい。
なぜなら、安全はもとより、いい年したおっさんが普通の格好で自転車に乗っていると致命的にダサい
ということに気づいたからだ。
どうせやるならカッコつけたい、というのは男の常である。
さらに言うと、やはりマウンテンバイクはオフロード車なので、車道を走るならロードバイクが欲しいところである。 全部買うと20万といったところだろうか。私のお小遣い20ヶ月分である。
初期投資が済めば、こだわらない限りはそれほどお金はかからなそうだが・・・。やはりハードルは高い。
当面は近所の散歩代わりに乗るくらいに止めておこうと思う。
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