私がステマを憎む理由。インターネットのこれからを考える。
先日、有名なアフィリエイターの方がTwitter上でステマを容認する内容をつぶやいていた。 ステマというワードに反応して、すぐさまリツイートした私だったがその日はそれからずっと何だかモヤモヤしていた。
私は「ステマ(ステルスマーケティング)」がとにかく嫌いだ。マーケティングという単語がついているのがおこがましいとすら思える。
ただ、ステマという単語にいちいち反応していると私の楽しいインターネットライフが正常に運行されない。
常にエマージェンシー発令されっぱなしの壊れかけのレイディオである。
そこで、この機会になんでステマがこんなに嫌いなのかを冷静に考えてみた。
結論から言おう。
①ズルいことして儲けているのがとにかくムカつく。
②調べ物をするのにとにかく邪魔。
①は同じウェブサイト運営者として視点だ。
とにかく儲かってそうなのが腹立つのである。 しかも広告であることを隠して商品購入まで誘導する邪道な方法というのが火に油を注ぐ。 法律的にはグレーとかそういうのはどうでもよい。悪意をもって人をだましているのにグレーもへったくれもない。
私はなんて正直なんだ。
②は閲覧者としての視点だ。
これは困っている人も多いのではないだろうか。ステマが氾濫してしまったせいで信頼できそうなレビューを見つけるだけでも一苦労だ。 しかも、検索動機が深刻であればあるほどこの傾向が強いように感じる。ハゲとかハゲとか、あとハゲとか。
ふーっ、こんなものかな。
さて、冷静になったところで、ステマというものをもう少し冷静に考えてみたい。
アフィリエイトサイトがこれだけ盛んな昨今、好むも好まざるも関係なく、ステマサイトもインターネットを構成する一つのパーツである。 今後ステマサイトがインターネットにもたらす影響はどんなものがあるだろうか?
閲覧者の視点
最終消費者、エンドユーザーから見て、ステマはどのような影響があるだろうか? この視点から考えると、ステマサイトは正常な判断を狂わせる非常に害があるものである。
例えば、「ハゲに効くサプリが欲しい」と思って検索して出てきたレビューサイトがステマだったとしよう。 広告なので、都合の悪いことは書いていないし、レビュー調だと信用できそうな気がしてしまう。 広告だと思って見る場合と、普通のレビューと思って見る場合では注意の度合いも違ってくる。
というか騙されているというだけで腹立たしい。
おっとつい本音が。
ただ、害だけ協調されがちなステマだが、あながちそうでもないと思っている。
例えば、2ちゃんねる等に普通の書き込みを装って行われるステマだ。
「この漫画クッソおもしろいwww」等のレスから特定のWEB漫画サイトに誘導されたとして、その漫画が本当に面白い場合である。
通常では知りえなかった面白い漫画に出会える。無料で読んで本当に面白ければ購入すればよいので損もしない。
他にも無料のWEBサービス等もこれにあたる。
ゲリラ的なステマは消費者にとって新たな出会いを生む可能性があるということだ。
サイト運営者の視点
ステマを行わないアフィリエイターやお金儲けを目的としないサイト運営者の視点ではどうか。
ステマというものへの認識が広まってきている昨今では、普通のサイト運営者もとばっちりを食らうかもしれない。
「サイト運営者=ステマ野郎=悪い奴」という短絡思考で、アフィリエイター自体の社会的評価が下がる可能性があると思っている。
現にネット上では「アフィカス」という、もはや何を中傷しているのかわからない言葉が一人歩きしている。
サイト運営というのは趣味としても面白いものだが、そこにネガティブなイメージを持たれるのは制作者としては悲しい限りである。 さらに、ステマへの認知が高まれば将来的に消費者のネット上での購買行動に影響を与えかねない。 今よりも警戒心が強くなり一般サイトでの購買行動を控えるようになるかもしれない。
また、広告業界でステマを無くしていこうという動きが出てきた中でステマ勢力がまだまだ衰えないというのは、真面目にやっている人達を萎えさせる。 これは単純に数字で測れない損失である。「正直者が馬鹿をみる」を地で行くのが健全なものとはとても思えない。
広告依頼者の視点
ステマで儲かるということは、それだけ商品やサービスが購入されているということだ。依頼主側からすれば売り上げが上がるのは本当にありがたいことだろう。 中小・零細やスタートアップ企業であればステマ手法であろうと売り上げが欲しいというのは理解できない話ではない。 ただ、ひとたびステマとバレれば、ステマサイトはもちろん広告依頼側の信用失墜も避けられない。まさに諸刃の剣である。
と言いつつネットって熱しやすく冷めやすいから意外と大丈夫だったりするよなあ。
過去の炎上事例を見ても大したことないし。やり玉にあがるのはステマサイト側だけ。
そう考えるとステマサイトだけリスク背負わされてかわいそうだな。
改めてこのサイトの方針
3つの視点で考えてみたが、悪い面もあれば良い面もあるようだ。 ただ、冒頭で述べたように騙されるのはムカつくので、私はやろうとは思わない。
私は穏やかなサイトを目指し、この「もうダメだ.com」を運営している。 そのためには見てくれる人からの信頼が大事だと思うのだ。
いつかインターネットがそんな安心して見ることのできるサイトでいっぱいになることを願っている。
・・・なかよ・・・。
ん?
田中よ・・・。
私を呼ぶのは誰だ!?
聞こえますか。田中よ。
あ、あなたは!
仏さま!(前回ぶり3度目)
穏やかなサイトを目指すと言いつつ、穏やかではない話題ですね。
しかも毒にも薬にもならない意見でお茶を濁しましたね。
なんという嫌味。
面白い記事を書くためだからと言って、一方的に誰かを傷つけるのはキライです。
つらい おもいを したのですね。
これまでの 話を 私は
心にきざみましょう!
え、なにこの唐突なマイナーネタ・・・。
一体どうやって〆れば・・・。
あなたは まだ
サイト運用の 仕方を おぼえていません!
まず 力のげんかいを 知りなさい
はい。これからも精進します。
というわけで、色々あったがこれからもこの調子でサイトを運営していきたいと思います。
この記事をこんな一番下まで読んでくれたそこの君!
これからもよろしくどうぞ!
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