アフィリエイトブログが嫌い!インターネットで正しい情報を得るための方法論
先ほどを椅子を買おうと思って調べたら根拠不明のアフィリエイトサイトだらけで怒りに震えている田中である。
最近はアフィリエイトサイトの増加により、調べ物をするときに信頼できそうなサイトを探すだけでも一苦労である。
そこへきて昨年の医療系キュレーションサイト「WELQ」に端を発した、メディア系サイトの情報リテラシー問題。
もはやインターネットでの検索は人々の欲望渦巻くカオスへと変貌しつつある。
そこで
今回はできるだけ正しい情報を得るためにインターネット大好きっこ兼WEB制作会社勤務の私が実践する方法をお伝えしよう。
ちなみにあくまでも持論なので、これで絶対大丈夫だよ!というわけではない。 大事なのは、情報を見極めようとするあなたの心です!(誤用)
前提:人は何か思惑があってサイトを運営している
無料ブログサイトも一般化し、ウェブサイトを運営するハードルは下がっている。 それでも、素材を集めたり、情報を集めたり、記事を描いて校正して・・・というのは相当大変な作業だ。
そんな中で情報系のサイトを運営しているというのは、何かの思惑があってそれを達成するための手段としているのに過ぎない。
・会社の知名度を上げるため
・広告収入を得るため
・共感を得たいため
などなど、色んなパターンがあるだろう。それ自体は悪いことではないしむしろ当然だと思うが、
大事なのは見る側がそれを意識する必要があるということだ。
会社名を出して運営しているのなら、その会社に不利な情報は載せづらいだろうし、
アフィリエイトサイトなら特定の買わせたい商品をおススメしている可能性もある。
載っている情報自体に間違いがなくても、不公平があるかもしれない。 その辺は念頭に置いておいた方がよかろう。
当たり前かもしれないけど、大事なことだと思うのであえて言いました。
ではここからは私が実践している方法を紹介していく。
方法その①
サイトの運営団体をチェック
情報に変なバイアスが掛かっていないか?信用できそうなところか?を確認するためにも必須である。
大抵のサイトには「このサイトについて」とか「○○(サイト名)とは?」といったページがあるので、そこからたどれるハズだ。
この時点でどういう人・団体が運営しているのか不明ならばかなり怪しい。 アフィリエイトのために粗製乱造されたサイトかもしれない。
また、運営会社がベンチャーっぽい会社の場合も注意だろう。
お金を稼ぐために必死だろうから。
方法その②
記事を書いた人の情報があるかチェック
ライター名があるかどうかも結構重要だ。
クラウドワークス等のクラウドソーシング系のサイトを見ると格安で記事執筆を依頼する案件が山ほど出てくる。
一記事700円で2,000文字なんてざらである。
1時間で書かなきゃ赤字になりそうな金額であるが、果たして1時間で確かな情報を持った記事が書けるだろうか?
しかも2,000字である。1分あたり33文字、2秒で1文字書かないとダメな計算である。
私のこんな適当でアホみたいな記事ですら作成するのに数時間かかっている。どんな方法で記事を書いているかはお察しである。
正直に言おう。もうほんとこういうクソ記事粗製乱造依頼消えてなくなれ!
こういった激安外注記事でないかどうかを見極めるのに、記者名が書いてあるかが大事なのだ。
名前がでているということは、きちんとプロのライターに依頼しているか、運営会社の社員が書いている可能性が高い(と思っている。)し、その記事への責任の所在を明らかにしているからだ。
また書いた人が専門家かどうかがわかれば、その記事への信頼度もぐっと高まるハズだ。
方法その③
できて間もないのに大量の記事が存在するサイトは注意する
大手の会社が関わっているなら、サイトの制作に十分な期間や人員を投入できるが、
そうでない場合は前述した格安外注で体裁を整えている可能性がある。
そういうサイトは大抵他の既存サイトの情報と似たり寄ったりの記事をのせつつ、物量でアクセスを稼ぐ類のサイトである。
きちんと校正が入っているかどうかも怪しい。
そのサイトがいつからあるかは、
・サイト下部にあるCopyrightを見る
・このサイトでドメインの取得日を調べる。
・InternetArchiveで過去の情報をみるこんな感じに
等である程度想像できる。
方法その④
その情報の根拠があるかチェック
これが意外と書いていないサイトが多い。
アフィリエイト系にありがちだが、特に根拠もなく『オススメの○○ベスト10!』とかやってるのはあやしい。
お前はそれを実際使用したのか?あるいはアンケートを取ったのか?と問いたい。
こっちは真剣にハゲに悩んでいるのに適当なサプリのランキング載せやがって!許せねえ!
方法その⑤
Twitterや2ちゃんねるで得た情報は全部嘘だと思う
いやももちろん全部嘘ではないが、なんかもう息を吐くように嘘をつく人が普通にいるので、そういう気構えで見た方がよい。 熊本の震災の際に、動物園からライオンが逃げたというデマが話題になったように、 いかにもそれらしい画像や動画があってもだめだ。
「こんなどうでもいいこと嘘つくか?」というのでも油断は禁物である。 世の中にはナチュラルに悪意をもった奴が普通に存在しているらしい。
もはやお約束な注意事項であるが、情報の出所を調べてみたら2ちゃんねるでした。なんてこともあるので。
インターネットの未来が明るくありますように
さて、私がネットで調べものをする際に注意している点をいくつか述べてきた。
インターネットを心地よく使いたい。そんな思いからこの記事を書いた。
その中でアフィリエイトを否定するようなことも行ったが、決してアフィリエイトサイトそのものが悪だとは思っていない。
ただ、ホントかどうかよくわからないサイトが増えているのは身をもって感じている。
そんな中で、我々見る側が少しお利口になる必要もあるのではないだろか。
『うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい』と言った人が昔いたが、いまではインターネット全体に波及してしまっているのではなかろうか?
インターネットの未来がどうか明るいものでありますように。神様・・・。
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