サザエさんから学ぶ穏やかで面白い記事作り
はてさて、前回穏やかなメディアを作ると言ってはみたが
はっきり言って全くのノープランで企画倒れに終わるに匂いがプンプンする。
というわけで今回は「穏やか」をテーマに、サザエさんにスポットをあて、穏やかで面白い記事を作るためのヒントをさぐります。。
ダラダラと怠惰に生きたい自分には考えること自体が苦行以外の何者でもありませんが、良いメディアをつくるためと割り切って今回は我慢しましょう。
「穏やか」というと人によって様々だと思いますが、今回は「休日につかれたサラリーマンが見ても心がざわざわしなそう」 という定義でいきます。
妻:うわぁ
「考えることを放棄して全部Google先生に任せてきたせいで全くこれっぽっちもアイデアが思い浮かばない。」
こういう人は多いのではないか。
どうせこのご時世に完全なオリジナルなんて不可能なのだから、
とりあえず先人の良いところをパクるのが手っ取り早いだろう。
妻:身も蓋もないわ
サザエさんの概要
まずは大雑把に概要を整理しよう。 ちなみに今回は現代人にはより親しみが深いであろうアニメ版サザエさんについて考えることとする。
サザエさんは長谷川町子氏原作の漫画である。現在はフジテレビにてテレビアニメが放映されている。
主人公サザエさんと、サザエさんの家族や近隣住民にスポットを当てたストーリーが一回3本立てで展開される。
内容はその時期に合わせた季節物が多い。
1話完結で、ストーリーが他の回にもまたがって展開されることはほとんどない。
昔からやっているアニメだが、ちびまる子ちゃんと違って時代は現代設定らしい。
(テレビゲームをやっている描写もあった気がする。)
妻:でも黒電話よね。
あれは様式美だ。サザエさんのストーリー展開では「電話がかかってくる」ことで話が進むパターンが割りと多い。
重要アイテムだけに、もしあれが現代風の電話に代わってしまったら逆に違和感がすごい事になるだろう。
考察
穏やかポイント① 全員善人かつちょっと間抜け
時には変わり者もいるが、基本的に皆良い人だ。「善人過ぎて気持ち悪い」といっている人もいるらしいが、それはその人がクズだからだ。
そして、皆どこか抜けている。完璧すぎてイヤミな人間とは程遠い。
まあ、でも日常モノでそんなに性格の悪い人もいないでしょうけど。
いや。
サザエさんの前にやっているちびまる子ちゃんは、たまちゃん以外の登場人物オールクズという恐ろしい番組なんだよ。
平気で人を出し抜こうとしたり、
(藤木)他人のご飯を無断で食べた上に全く反省しなかったり。
(小杉)サザエさんはそんな番組を見て荒んだ視聴者の心を優しく包んでくれるまさにオアシス。
※曖昧な記憶だが、
一度だけワカメがポニーテールに憧れて髪の毛を伸ばすために海草を食べまくるシーンでマスオさんが
ワカメちゃんは(海草をそんなに無理して食べなくても)十分髪の毛あるじゃないか~」と、明らかに右隣に座っている人を煽る発言をしているシーンを見たことがある。(その後波平ににらみつけられる)
だれかご存じないだろうか?
穏やかポイント② 誰が見てもわかる定番ネタ
- ・時代の流れであまり古いとか新しいとか関係ないネタを扱う。(季節のイベントネタ)
- ・だから年寄りでも子どもでも見れる。
- ・出てくる単語も同様で、極力横文字はつかわない。
逆にいえばサザエさんに出てきたネタや単語は社会的に広く認知された証だ。
妻:まあ、放送している時間やターゲットを考えれば当然ね。
穏やかポイント③ タラちゃんの存在
妻:たらちゃんをみて和むってこと?
いや逆だ。
穏やかポイント①で全員善人といったが、二人例外がいる。
タラちゃんとイクラちゃんだ。
この二人は幼さゆえに、まだ善悪の基準が曖昧だ。それゆえに他人に迷惑をかけてしまうこともある。まだ善人でも悪人でもない。
妻:それが穏やかさと何の関係が?
いくら「サザエさん」でも時に人を不快にさせてしまうストーリーやキャラも出てくるだろう。 そんな不満やヘイト(憎しみ)をすべて受け止めているのタラちゃんだ。
妻:は?
タラちゃんの言動は幼児であるが故に不合理で、周りの大人を困らせることもよくある。
ストレートに言うと見ていてむかつくのだ。
サザエさん放送中に2チャンネルの実況スレを見てみなさい。
タラちゃんが登場するだけで、「タラヲ○ね」というコメントで埋め尽くされるぞ。
すべてのヘイトをタラちゃんに集中させることで、相対的に他のキャラクターへの好感度をあげて「サザエさん」そのものに不満がたまるのを防いでいるんだ。
妻:は、はあ。じゃあイクラちゃんも?
彼もそうだ。ただタラちゃんに比べて登場頻度が少ないからな。
まとめ
ここまでの話を、「穏やかな記事を作る」に落とし込むと・・・
- ・キャラクター(この場合ライター)は基本善人で、間抜けが良い。
- ・記事は普遍的な内容で、専門用語や横文字はあまり使わない。
- ・サイトへの不満の吐き出し口(スケープゴート)をつくる。
妻:(・・・)
あくまでも仮説だ。
大事なのは検証することだよ。
(私は善人だし、基本完璧だが少し抜けているところがチャームポイントと自負している。記事の内容もこれから気をつければよい。
スケープゴートは・・・
妻だな。)
それではみなさん
次回もまた見てくださいね。
じゃん
けん
ぽん
うふふふ。
コメント