歴代ポケモンシリーズ、ストーリーでマジでお世話になったポケモンを評価する【前編】
ポケモンも20周年という節目を迎え、いよいよ新作「ポケットモンスターサン・ムーン」も発売間近。
今回は世代別にストーリーでお世話になったポケモンを見ながら、各世代を振り返ってゆこう。
現在700種を超えるポケモンの中でも話題に上がるのは「対人戦で強いポケモン」になりがちだ・・・。
だが、我々が本当にお世話になったポケモンは・・・、愛着をもったポケモンは、 ストーリーでこそ輝いていた・・・!
今こそ、そのポケモンたちに感謝をささげる時・・・。
第1世代(赤・緑・青・黄)でお世話になったポケモン
ゼニガメ・カメール・カメックス
最初にもらえる3匹の中の1匹として馴染みの深いポケモン。
当時も恵まれていた「水タイプ」であり、ストーリー上必須かつ使い勝手のよい「なみのり」を覚え、
当時驚異の性能を誇っていた「ふぶき」「れいとうビーム」技マシンで覚えられる。
弱点となる電気タイプはストーリー上ほとんど出てこず、草タイプはザコばかり。 攻守ともにバランスがよく、3匹の中でもっとも役に立つのがコイツだった。
背中からキャノンが生えているデザインも大好きでした。
ダグトリオ
電気タイプのジムがあるクチバシティの近くの「ディグダのあな」に出現する地面タイプのポケモン。
「ゼニガメを選んだ人はこいつでマチスをたおしてね」というゲームフリークの声が聞こえてくる。マチスは早くあの穴をふさげ。
ダグトリオは出現率が低いので、偶然出会えた人は「なんだこいつレベルたけえええ!」と驚いただろう。
また見た目も「ディグダが3匹に増えた」という反則のようなものでインパクトが強かった。
威力、命中、タイプいずれも優秀な「じしん」を自力で覚え、ほとんど急所にあたる「きりさく」も使えたため、サブとして優秀であった。
サンダース
出現率の低いピカチュウを除くと、ストーリー上で一番早く手に入る電気タイプのポケモンだった。
ビリリダマ?知らんわ
上記の2匹と合わせ、ストーリー攻略はほぼ完璧である。
クチバジムのマチスにもらった技マシン「10まんボルト」を連発するだけの簡単なお仕事だが、素早さも相まって非常に強い。
他の技が貧弱なので10万ボルトのPPが切れると途端に役立たずになる。
ミサイルばりとかいらねえんだよ。
ケーシィ、ユンゲラー
最後まで進化すれば最強格のフーディンになるが、友達がいない私にはそんなことは関係ない。
こいつのアイデンティティは「フラッシュ」を覚えられることである。フラッシュはフィールドで使うと暗い洞窟を明るく照らすことができる技で、
当時イワヤマトンネルを越えられなくて困りはて、こいつのおかげで突破できました!という人も多いのではないだろうか。
ちなみにユンゲラーのままでも十分強く、一時期は主力として使っていた悲しい過去がある。
第2世代(金・銀・クリスタル)でお世話になったポケモン
ハネッコ・ポポッッコ・ワタッコ
「草ポケモンは遅い」という先入観を覆したポケモン。
・序盤で手にはいる。・進化が早い。・「どくのこな」「しびれごな」「ねむりごな」をかなり低レベルで覚える。
と草タイプの良いところを備えており、攻撃面では役に立たないが、ストーリーとおしてサポート役として活躍してくれる。
見た目も初代のちょっとグロい感じのデザインから、一気にかわいらしくなった。
これが新しいポケモンか!と一番強く実感させられたのはこいつだった。
デルビル・ヘルガー
前作ではなかなか後半まで手に入らなかった炎タイプがであることに加えて、本作で新たに加わった「あくタイプ」である。
中盤くらいで手に入るので、物珍しさから使ったひとも多いハズ。
「かえんほうしゃ」や「かみくだく」など使い勝手の良い技を自力で覚える点も良かった。
前作がわりとごつい感じが多かったため、見た目のスマートさも新鮮だった。
コイル・レアコイル
覚える技がとにかく貧弱で、技マシンを使わないと終盤まで主力技が「でんきショック」「スピードスター」である。
クリスタルと違って、金・銀にはわざおやじはいないので、10まんボルトを覚えない。
「でんじほう」などというクソ技は第2世代の恥部である。
ただ、あらたに追加された「はがねタイプ」の耐性が強力で、勝てないけど負けないポケモンだった。
主力がきぜつしたときにお茶を濁すために使っていた。
「はがねタイプ」は4種類しかいなくてちょっとがっかりしたな。
振り返ってみると金銀のストーリーは「こいつ入れておけば最強」というのがなく、そこそこ苦労しながら進んでいった記憶がある。
シリーズの中で一番バランスが良かったと言えるかもしれない。
第3世代(ルビー・サファイア・エメラルド)でお世話になったポケモン
トロピウス
今後登場するすべての作品においてレジェンドといえるポケモン。
見た目が強そうなので捕まえてみたら、草・飛行という絶望的なタイプと冗談みたいなステータスに愕然とし、 「もしかしたら進化するのかも」と諦めずに育てたプレーヤーを絶望の底に叩き落としてきた。
しかし、いあいぎり、かいりき、そらをとぶといった重要なひでん技を覚え、移動用ポケモンと割り切ると途端に神のような存在に 思えてくる2面性をもつのである。
ミズゴロウ・ヌマクロー・ラグラージ
私がプレイした時にはすでに見た目が「キモイ!」「キモクナイ!」と話題になっていた。私は最高にクールだと思いますがね。主力として活躍できるポケモンが他にいなく、最初から最後まで頼りきりだった。
ほとんどこいつしか育てていなかったので、強制ダブルバトルのジムリーダー戦は本当に苦戦しました。
ろくな水タイプのわざを覚えないのもネック。
えーっとあと何かいたっけ・・・?
第3世代はどうもストーリー上ではパッとしない性能のポケモンが多かった気がするな。前作までのポケモンも出てこないし。
ハリテヤマなど好きなポケモンも多いが・・・・。
第4世代(ダイヤモンド・パール・プラチナ)でお世話になったポケモン
ムックル・ムクバード・ムクホーク
「序盤の鳥ポケモンは弱い」伝統を破ったポケモン。
「インファイト」や「ブレイブバード」などの強力な技を覚え、こうげきやすばやさも高水準といった今までは考えられない強さであった。
初代で例えるならポッポが自力でふぶきや10万ボルトを覚え、スターミーなみのすばやさと威力で攻撃できるようなものである。
またひこうタイプなのでそらをとぶを覚え、移動用にも使える。
最初から最後までずーっとお供として活躍してくれるポケモンだった。
こいつのせいで、「序盤のポケモンはストーリーのバランス的に弱くてもしかたがない」という認識が崩れ、
ああ、やっぱりピジョットとかオニドリルってゴミだったんだなと相対的に他の序盤鳥ポケモンの評価が下がった感がある。
ヒコザル・モウカザル・ゴウカザル
第4世代から追加された技「インファイト」とともに、「かくとうタイプ=ゴミ」という初代から続く先入観をとうとうひっくり返した、かくとうタイプ界の英雄。
ストーリーでも使い勝手のよいインファイトに加え、「かみなりパンチ」「れいとうパンチ」といった非常にバリエーションに富んだ技を使いこなす。
いろいろなポケモンに「こうかバツグン」で攻撃できるのでまさにエースと呼ぶにふさわしい働きぶりだった。
「二刀流=ザコ」を「二刀流=強い」に変えたポケモンでもあるな。
ドーミラー・ドータクン
特性のおかげで、実質弱点がひとつしかなく、じんつうりきやジャイロボールで攻撃もこなす。
すばやさが低いので、ストーリー上では少し使いづらいが、たいていの攻撃を受け止め反撃のチャンスを作ってくれるその勇姿は 頼れる兄貴のソレだったぞ!
あと、鳴き声がキラキラしている感じなのが好き。
後半へつづく!
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