結婚して早4年。30代サラリーマンがメリットをまじめに考えてみる。

結婚しない男女が増えている現代。 若者は、「結婚するメリットがない」という。

ではそんなご時世に結婚してしまった私は 損得勘定ができない馬鹿野郎ということなのだろうか。

サラリーマン田中 今回は理屈をこねくり回して、そうではないということを確認しよう。

目次

経済面・生活面ではメリット、デメリットなんてない!

経済面では、妻が専業主婦だと負担は増える。
生活面ではどちらかが主婦(主夫)だと、 お互い仕事(家事)に専念できる。

メリットデメリットそれぞれあるように思える。

サラリーマン田中 だが、

それって同棲カップルも同じじゃね?

サラリーマン田中 ということで、よく言われる経済面・生活面でのメリットデメリットは、 結婚のメリットデメリットではなく、一緒に暮らすことのメリットデメリットなのである。

妻 それは屁理屈じゃない?

サラリーマン田中 いや結婚というのはあくまで制度だ。その制度にメリットがあるかないかを考える必要がある。 そうでないと、すべて「それって同棲カップルも同じじゃね?」という話になってしまう。

制度面のメリット、デメリット

メリット

制度面においては、主に免税のメリットがある。

・扶養控除
扶養親族がいる場合に受けられる所得税控除。生活面のメリットがあって初めてメリットといえる。

・相続税
配偶者が相続を受ける場合、税控除を受けられる。
その額なんと1億6千万円! (国税庁  No.4158 配偶者の税額の軽減)
資産家でもない限りはこの金額をオーバーすることはないだろう。
大抵の場合男性のほうが早死になので、 おっさんには直接的なメリットは薄い。

デメリット

・不倫するとやばい
不倫の結果、裁判を起こされ離婚、慰謝料となる可能性がある。
法律で不倫を禁止してはいないらしいが実質的には禁止のようなものである。

サラリーマン田中 そもそも浮気や不倫は相手への不誠実な行為なのでデメリットといっていいのか微妙なところである。

社会面のメリット、デメリット

メリット

・社会的信用が得られる・・・らしい。
これは年配の方がよく言うことであるが、結婚することによる社会的信用の構築である。
確かに結婚している人が大半の50~60代の人が独身と聞くと、
「なんで独身なんだ?」
とつい思ってしまうことはある。

妻が体調崩してまして・・・という飲み会を断る理由を作りやすい
遅く帰ると家に入れてくれないんです・・・等、 普段から恐妻家を装っておくと汎用性が増す。

・出世に響く・・・?
30代前半の男性の未婚率が47.3%であるのに対し、
20年前の同年代の未婚率は30%前後。彼らにとって未婚者は圧倒的マイノリティ。
異端児なのだ。先入観から評価が変わるということもあるかもしれない。

サラリーマン田中 私はまったく実感がわかないぞ!なぜだ!

妻 それは仕事ができない無能だからでしょ。

デメリット

特に思いつかない。社会的には結婚制度はまだまだ普通のことだろう。

精神面のメリット、デメリット

メリット

実体験であるが、まさに
「楽しいことは二人分」
「悲しいことは半分」
と感じる。ただこれも経済面・生活面同様「同棲も一緒」なので結婚のメリットではない。

デメリット

・早死にできないプレッシャー
家計を担う場合、もし自分が死んだら配偶者の生活は・・・
と考え夜も眠れなくなる。

・責任を負う範囲が増えた。
一つ一つの自分の行動が、相手の人生の一部に多少なりとも影響を与えると考えてしまう。
これが意外と自分の行動を制約していたりする。

サラリーマン田中 (とか言いながら私は新婚時代に仕事を辞めた。)

また、悪いことをして社会的な評価をものすごく下げた場合などには、当然配偶者にも影響を与えてしまう。

結論

ここまで理屈をこねくり回した結果、結婚のメリットは、なんてたいしてない!という結論になってしまった。
対したメリットがない中で、責任という得体のしれないものが増える。
だから、合理的に考えると結婚の必要性が感じられないのは当然なのだ。
これは子供ができればさらに増すだろう。

合理的なメリットがなく、それを理由に結婚をしない人が増えている以上、今後この制度は破たんしていくだろう。

ただ私は結婚を後悔したことは一度もない。
責任を負うことは成長を加速させる。
今の未熟な自分では負いきれない、そう考えさせられる。

ただし、この結婚という縛りなしにこういった感覚を持てるのであれば、 自分にも結婚という制度は必要ないかもしれない。

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田中
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