働かない妻が許せない夫の気持ちが分からない。専業主婦の何が悪いのか。
共働きが世のトレンドらしい。
周囲を見渡して、専業主婦という人はほとんどいない。というか0だ。というか女性の知人がいない。
我が家も妻が時々パートとして働いているため、そういう意味ではトレンドにのった世帯といえる。
解せないのは、多くの男性がパートナーに働くことを求めているということだ。
夫も妻もハイブリットを求められる恐ろしい世の中
ネットやテレビ、リアル知人などの意見を聞いても、「妻には働いてほしい」or「夫から仕事は続けてほしいと言われた」という話もよく聞く。 結婚式場の運営会社が行った調査によると、男性のパートナーに求める働きかたの回答が
- 1.「収入はそこそこで良く、家族との時間を大切にして欲しい」70.4%
- 2.「がっつり仕事して欲しい/稼いで欲しい」が11.5%
- 3. 「専業主婦になってほしい」が18.1%
となっている。約8割の男性が多かれ少なかれパートナーに働いてほしいと考えていることが読み取れる。
引用元:http://www.anniversaire.co.jp/brand/pr/soken1/report46.html
収入もそこそこ、家族との時間も大切にするってそれが一番難しいんじゃボケ!!と思うのは私だけだろうか? 一見パートナーに気遣っているような回答に見えるが、実は最も鬼畜な要求であるというのが私の印象である。
そもそも、相手に働いてほしいというのはどういう心理だろうか? 「自分は働くのが苦手だから、代わりに働いてほしい」これはわかる。自分が難しいことを相手に補ってもらうのは合理的で効率的な考えであると言える。 ただ、大半の男性は「家事は忙しくないだろうから、空いた時間は働いて家計に貢献しろ」とそう思っているでのあろう。
「ダブルインカムの方が暮らしに余裕が出来るし、将来も安心なんだから、お前も働け」とそう思っているのだろう。 だがちょっと待ってほしい。
仕事ってツラくないか?
私はツラいぞ?
それを将来の安定のためと大義名分で要求するのか!この鬼畜め!
その上望んでいるのはそこそこ働いて家庭も大事にしろという何ともハイブリットなパートナーである。
仕事が楽しくてしかたがなく、「こんな楽しいことを経験しないなんて損だよ!」というのならわかる。 でも実際そんな奴がどれだけいるだろうか?
もちろん、妻が専業主婦である事のリスクもある。
一番心配なのは、自分が早死にしたときである。これは生命保険にでも入ってカバーするしかない苦しい展開ではある。
ただ、「自分の死後が心配だから妻には働いてほしい」なんて行っている奴には出会ったことがない。
専業主婦の何が悪いのか
楽して何が悪いのか?
専業主婦を望む女性にたいして、「家事なんて子供がいなければ簡単」、「怠けるな」という風潮、いかがなものだろうか。
楽して、怠けて何が悪い。楽に生きることこそが人類の夢だろうが。
「おれが若い頃はもっと大変だった。だからそのくらいでごたごた言うな」というおっさんと何が違うのか。
お前は愛するパートナーに苦労していてほしいのか。
私は、妻には楽をしていてほしいぞ。
うちの状況
私は仕事が苦手で、ツライと思うタイプの人間であるが、類は友を呼ぶという言葉の通り妻もあまり働くのは得意ではない。というか熱しやすく冷めやすいタイプなので
わりとすぐ飽きる。
たまたま私の方が稼げる金額が高く、社畜耐性もあることもあり田中家の外貨獲得の主力を務める。
妻は、遊ぶ金をつくることと、ある程度のやりがいから定期的にパートに出ている。よく辞める辞める詐欺をはたらく。
主婦を自称しているが、週に2日は働いているので微妙なところである。
家にいて家事をやってもらえるだけですごく楽
人によると思うが、家事というのは継続的に行うのが非常に面倒である。
特に料理。あれはいけない。栄養のバランスも取りつつ毎日違ったメニューを考えて、それを実際に作るなんてクリエイティブな仕事私にはできない。
それを妻に担当してもらえるのは非常にありがたい。
逆に妻は大きな組織で継続して雇用されるのが苦手なタイプ(だと思っている)ので、 金を稼ぐ役割の多くを私が担っているのは、うまくバランスが取れているのではなかろうか。
もちろん、パートナーに働くなと言っているわけではない。 バリバリ働きたいというのなら、どうぞやってほしい。 その場合、私がパートや主夫になるという選択肢も大いにあり得る。
(お互いフルタイムの正社員で働いている人たちは、ご飯の用意とかどうしているのかホントに不思議である。)
多様性の時代。 夫婦の形も様々であるが、うまく役割分担してパートナーとともによりよい生活を目指したい。
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