龍光院-特におススメはしない信州上田 塩田平の旅

恐れ多くも信州の鎌倉を自称する長野県上田市塩田平周辺の旅路録。 今回は北条塩田氏の菩提寺「龍光院」と、近隣の「独鈷山風穴」をご紹介する。

龍光院 概要

龍光院外観

上田市塩田平にある曹洞宗のお寺。 さかのぼること鎌倉時代、塩田北条時政の菩提寺として建立された。 塩田北条は鎌倉幕府北条家の血筋で、50年ほどこの塩田の地で栄えたらしい。(境内の看板より)

特に何があるわけでもないが、冬季以外は山菜料理を提供しており、 信州の鎌倉と呼ばれる塩田の寺社仏閣巡りの際に、昼食がてら立ち寄るのは良いかもしれない。

狩野永琳 竹林の賢人

立派な鐘やお堂がいくつかあり、本堂には狩野永琳筆(知らない)の屏風が展示してある。

住所 長野県上田市前山553
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駐車場 あり
HP 龍光院(市の観光サイト)

龍光院への旅路

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3月某日
快晴の空の下、春の訪れを感じる陽気 どこか出かけずにはいられない。

そうして私はマイバイシクルを駆り、塩田平の寺社仏閣を巡ることにしたのである。 今回の目的地は龍光院。子どもの頃遠足で訪れた当時の記憶を頼りに彼の地を目指す。

龍光院への道のり

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スタート地点は別所線塩田駅。

駅の向かいに周辺観光地への立て札がある。

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3キロか。自転車ならすぐかな。

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自転車で走るにはわりと快適な道。山に向かって走るので、坂道が続く。

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・・・思った以上に坂道が続く
駅から徒歩で・・・と考えている人は想像より大変なので覚悟していこう。

塩田城跡

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鎌倉時代、塩田北条によってこの地に城が築かれたらしい。

今回は入口のみ。アジサイの咲く季節に来てみよう。

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だいぶ登ってきた。見晴らしがよく、塩田平が一望できる。

龍光院 参道~本堂

ようやく到着。門からお寺まではもうしばらく登るらしい。

参道

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参道前の門。りっぱなケヤキがたたずんでおり、見落とすことはないだろう。

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げええ、立派な参道ですこと。道のりは続く。

到着

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ようやくゴールか。階段を上って左には駐車場がある。

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立派な門と八角のお堂。

・境内、本堂

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シーズンオフということもあり、境内はひっそりと静まりかえっていた。

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本堂の中はシンとした冷たい空気が満ちている。運動して火照った体には心地よい。

地蔵

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本堂の脇には干支を表すお地蔵さんが。

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これは午だな。なんとも可愛らしい。

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人がおらず、静かな雰囲気が良いところであった。 さて帰ろうかな。

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ん?

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独鈷山風穴?

独鈷山風穴

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風穴とは
石の間を通他冷風が吹き出す天然の冷蔵庫です。 江戸期末から大正にかけて、蚕種を夏秋蚕用にするために冷温で長期貯蔵しました。 (出典:近くの看板より)

風穴というRPG的な響きに導かれ、 少し寄り道していくことに。

IMG_1454.jpg けっこうな急登である。

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途中、鹿・イノシシ対策の柵が。行き止まりかと思った。

風穴全貌

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思っていたより地味だな。 確かに、先ほどまでの春の陽気は消え、ひんやりとした冷たい空気が漂っている。 もう平地ではほとんど見ない雪が残っていることも、この場所が天然冷蔵庫として機能していたことを物語っている。

ここを観光地として紹介するのは無理があるな・・・。帰ろう。

総評

大きな見どころがあるわけでもなく派手さはないが、この慎ましさこそが田舎観光のだいご味よ。 龍光院は地味とは言いつつ、綺麗な境内に上田市指定文化財の屏風、可愛らしい干支の地蔵など、心に留まるお寺であった。

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