地元民が行く、上田市別所線の全駅観光の旅!【前編】
長野県上田市のローカル鉄道、別所線。
これから訪れようとしているそこの君にむけて、別所線の各駅ごとの魅力をお伝えしよう!
別所線とは
地元民の通勤・通学の足として、そして観光客の需要な交通手段として愛されるローカル線。 北陸新幹線が停まる上田駅と、観光地である別所温泉とを結んでいる。
一時期は利用者の低迷から廃線も囁かれていたが、観光客の増加によりその一命をとりとめたらしい。 廃線回避のため、あの手この手でなんとか利用客を増やそうとする涙ぐましいその姿は、私のハートを確かに捉えていたぞ!
そんな愛すべき別所線を勝手に応援すべく、全駅巡ってそれぞれの駅の魅力を勝手にお伝えすることにした!
1日まるまるフリー切符で効率よく回ろう!
別所線の営業努力によって、現在さまざまなお得切符がある。
今回使うのはこれだ!
1日まるまるフリー切符
別所線を1日乗り放題になる夢のような切符。
値段:1,180円(税込) ※2018年4月末時点
有効期限:購入した当日
ちなみに言っておくが都会の電車と違って5分に1本とか電車はこないから。
では地獄の別所線各駅停車の旅スタート!
上田駅 - 1駅目
JR北陸新幹線、しなの鉄道、上田電鉄別所線の三つの路線が行き交う駅だ。
北側に面したお城口と南側に面した温泉口に分かれている。
その名の通りお城口からでると上田城に通じる道へとでる。お城口はこんな感じ。なにかありそうで、何にもない。
南側は温泉口という名称ではあるが、こっちは本当に何にもない。
今回は別所線の旅なので、ここはあえてスルー。上田駅周辺を観光したい人は自分で調べてどうぞ。
お城口から入るとすぐに上り階段がある。登って少し行って右手が別所線の改札だ。ね?簡単でしょ。
こちらが別所線の入り口。この暖簾をくぐったらもう後には引き返せない。
ホーム
ホームでは、鉄道むすめの八木沢舞さんと 別所線存続支援キャラクターの北条まどかさんと 指名手配犯のみなさんが旅の無事を祈ってくれている。
それではいってきます!
城下駅 - 2駅目
旅の開始から2駅目。上田駅を出発し千曲川を渡るとほどなく到着する。城下はこの周辺の地名であり、もともとは城下村という村であった。 名前のような城下町を思わせる様相はなく、閑静な住宅街が広がっている。
ホーム
快晴である。私の旅の前途を祝福しているかのようだ。
周辺情報
メインストリート。何にもない。一駅目にして旅のコンセプトの破綻である。
いや知っていたけど。
メインストリート唯一の飲食店(というかスナック)。ネットの情報によると、少なくとも昨年時点では営業しているようだ。
次の電車まで暇すぎてその辺の植物を撮り出す。
三好町駅 - 3駅目
さて想像通りの滑り出しとなり、期待に胸を膨らませながら次の駅へやってきた。
次の駅は三好町駅だ。三好町駅は県道77号線から入ってすぐのところにある。県道沿いには昔は商店街があったが、今はその面影をかすかに残すにとどまっている。 ここ最近の道の拡張工事によって、かつての風景は徐々に薄れつつある。
道路の利用者側からすると、がんがん工事を進めていただきたい。
ホーム
かつてない賑わいをみせる三好町駅。
なんでこんなに人がいるの?祭りでもあるの?(祭りでした)
周辺情報
なんと徒歩1分でコンビニに!!
貴重な自転車店。
ヒマだ。
また草でも撮ろう。
この時点で上田駅を出発してから約1時間が経過していることに衝撃をうけつつも次の駅へ。
ちなみに別所線は一駅一駅の区間距離が短いので、待っているくらいなら歩いて行った方が早い。
でもそれは言わないお約束。
赤坂上駅 - 4駅目
なんとなく都会の一等地っぽさを匂わす駅名。その期待に違わぬ充実した周辺環境・・・。
県道77号線が国道143号線へと切り替わり、程なくして存在する駅。交通量が多い道路が近いせいか、これまでの駅とくらべ少し騒がしい印象がある駅だ。
ホーム
建物一つ挟んで国道が通っており、なんだか騒がしい。
なんとこの駅、切符の券売機がある。まさに都会の象徴。
券売機が設置されているのは上田駅、赤坂上駅、上田原駅、大学前駅、下之郷駅、別所温泉駅の6駅だけ!他の駅から乗る場合は降車時に現金で払うように。
周辺情報
カレーの有名店べんがる上田原店。いつか来てみたい。
国道沿いにある中華料理店。人気店らしくいつ見ても車がいっぱい!怪しい中国人が経営していると勝手に思っている。
まだ4駅目・・・。嘘だろ・・・。この後も盛り上がる場所あるか・・・?
・・・もつか・・・?
「何かあるだろう」と安易に電車に飛び乗ったこの旅であるが、 思った以上に紹介するところもなく、私の忍耐力が試されている修行となっている。 終点の上田駅と別所温泉駅以外は主だった観光地がないので、当然といえば当然。求めるだけ酷である。 しかしながら、ローカル線ならではの地域密着的な味わいを皆様にも感じていただきたい。
中編以降の奇跡の盛り上がりに、乞うご期待!!
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